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看護師で、やる気のある方大募集


by tqdimkei8i
 ■顔色変えた首相

 春とは思えぬ冷たい小雨が降りしきった4月17日土曜日。民主党選対委員長の石井一は独り、公邸に首相の鳩山由紀夫を訪ねた。

 「(勝敗を決する)1人区が、かなり厳しいことになっとる」

 夏の参院選情勢を伝え、選挙戦にも悪影響を及ぼしつつある米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾(ぎのわん)市)移設問題の早期解決を促すためだった。具体的な当落予想の数字を聞いた鳩山は顔色を変えた。

 「えっ。そんなことになっているんですか。もっと早く進めなければ…」

 4日後の21日に開かれた党首討論終了後。自民党総裁、谷垣禎一(さだかず)との討論で「私は愚かな首相」と認めた鳩山に、石井が会場でこう叱(しか)りつける姿があった。

 「何を言うとんねん!」

 民主党のベテラン職員は「首相は、幸夫人がインドの占い師から『普天間問題は米国が譲歩して解決する』と言われたので楽観していた」との党内で広まったうわさ話を紹介する。そして、こう付け加えた。

 「こんなうわさが流れること自体、おしまいだ」

 鳩山は、普天間問題の5月末までの決着に「職を賭す」と言明している。だが、閣僚の一人は鳩山内閣のお寒い現状を明かす。

 「閣僚懇談会などでも普天間の話題は全然出ない。みんな避けている」

 誰も鳩山に厳しい現実を告げない。王様は、自分が裸だと気付かないままだ。

 ■小沢支配への嫌悪

 副総理・財務相の菅直人、国家戦略担当相の仙谷由人、総務相の原口一博、外相の岡田克也…。

 党内ではポスト鳩山候補の名前がささやかれているが、誰が次の政権を担うにせよ、幹事長の小沢一郎の支持取り付けが大前提だ。

 とはいえ、それはあくまで党内事情でしかない。小沢が党内支配を固めるのに反比例して、その手法に嫌気が差した無党派層が去り、内閣や党の支持率は低落に向かっている。

 18日に小沢が地元、岩手県奥州市の体育館で営んだ両親の大法要。参列者の案内状には通し番号が振られ、出欠は「踏み絵」のようにチェックされた。だが、側近らが「3500人は集まる」と豪語していた参列者は、主催者側の発表で約2500人にとどまった。

 平成7年に同じ体育館で催された小沢の母、みちさんの葬儀には約6千人の弔問客が訪れていた。

 ■関係良好な2人

 鳩山と小沢。ともに「政治とカネ」の問題を抱え、一蓮托生(いちれんたくしょう)の間柄だとみられがちだが、党長老議員はそんな見方を否定する。

 「小沢はそんな生やさしいタマじゃない。鳩山だけクビのすげ替えをしようとしているんじゃないか」

 ポスト鳩山とされる人物のうち、小沢と関係が良好なのは菅と原口の2人だ。

 「鳩山さんが退陣したら、やっぱり菅さんが(首相に)昇格でしょうかね」

 今月上旬。ある省の政務三役会議で政務官が何げなく尋ねると、閣僚は無言でうなずいたという。

 「彼は首相候補なんだ。よろしく頼みますよ」

 3月17日、都内で開催された原口のパーティー。小沢側近の一人である党国対筆頭副委員長の松木謙公は、笑みをたたえながら来場者らと握手を交わしていた。また、原口は若手議員を集めた勉強会を開き、支持グループづくりを進めている。

                   ◇

 □いつまでもつか「小沢神話」

 ■「敵は内側に」

 「外の敵は怖くない。党内で議論するのはいいが、ゴタゴタしては決められるものも決められない」

 今月19日夜、青森市で開かれた民主党青森県連幹部らとの懇親会。幹事長の小沢一郎は党内の混乱に不快感を隠さなかった。

 その真意について小沢系議員は、「(メディアで小沢批判を繰り返す)副幹事長の生方(うぶかた)幸夫への批判だ。敵は自民党ではなく内側にありだ」と解説する。

 生方は翌20日、都内のホテルで朝食会を開いた。3月下旬の副幹事長職の「解任撤回騒動」以降は小沢批判の発信を控えてきたが、この日解禁した。

 「われわれが選んだのは首相だけだ。首相が幹事長を選んだにすぎない。放っておけば内閣支持率は20%を切ってしまう」

 3月31日には、連合静岡会長の吉岡秀規が小沢に幹事長辞任を促した。今月12日には、岐阜県連が党体制刷新を求める申し入れ書を党本部に提出した。

 抑圧された「反小沢」のマグマはたぎり始めている。

 ■多勢に無勢

 ただ、423人に上る党所属の衆参両院議員のうち、約3分の1を小沢系議員が占めるといわれる現実は無視できない。「数の論理」の前には、何を言っても多勢に無勢だ。

 首相の鳩山由紀夫の代表任期は9月で満了だ。そのとき鳩山が続投しているかどうかにかかわらず、代表選は実施される見込み。その事実が「数」を握る小沢の力を際立たせている。

 中堅議員は「生方騒動」はすっかり過去の話だと話す。今月初めに2度、都内の料亭などで生方を励ます会が開かれたが、顔を見せたのは1度目は生方を除き4人。2度目も8人だけと寂しいものだった。

 小沢に距離を置く財務副大臣の野田佳彦ら「民主党七奉行」の間ですら、小沢に対する主戦論は影を潜めている。

 「参院選で負けて小沢に責任を取ってもらうのも一つの方法だ。いずれにしても小沢(の政治生命)はこの先2、3年だろう」

 七奉行の一人はこう言うが、参院選前には手が出せないという意味でもある。

 ■カギはやはり選挙

 この閉塞(へいそく)状況に変化をもたらしつつあるのが、皮肉にも小沢が最も重視する選挙の結果だ。選挙に強いという「小沢神話」がほころび始めているのだ。

 推薦候補が10万票近い大差で敗れた2月の長崎県知事選をはじめ、民主党は地方選で苦戦している。

 最近の首長選をみると、鳥取市長選、千葉県木更津市長選では敗退した。岡山県浅口市長選では、副総理・財務相の菅直人の義兄が元自民党県議に敗北。小沢の地元・岩手の久慈市長選では、民主推薦の新人候補が現職に敗れ、小沢銘柄に陰りが見えた。

 今月12日、党本部。世論調査によっては政党支持率で自民党が民主党を上回る中で、小沢は記者会見で自信たっぷりに強調した。

 「心配しておりません。新聞やテレビの世論調査は当たったことがない」

 だが、実際はここ数年のメディアの選挙前の世論調査は、かなり正確に選挙結果と合致している。

 民主党の非改選議席は62で、目標の単独過半数には60議席以上が必要だ。だが、選対幹部の予想は「53程度」。さらに悪化する可能性も高い。

 「私がもう10歳若ければ、自民党も立て直してちゃんとした二大政党を作るが、70歳まであと3年しかないからなあ…」

 小沢は最近、周囲にたびたびこう漏らしている。強気な姿勢の裏側に、自らの年齢と健康状態への焦りもうかがえる。

                   ◇

 鳩山政権の凋落(ちょうらく)が止まらない。高い支持率で船出した内閣は、7カ月余りがたった今、国民の失望を買い、呆然(ぼうぜん)と立ち尽くしている。参院選敗北を予期した動揺が広まり、水面下で「ポスト鳩山」への準備と策動も始まった民主党の実像を描く。(敬称略)

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# by tqdimkei8i | 2010-04-27 11:16
 学校教材に新聞を活用する「NIE」(教育に新聞を)の実践例を紹介する第74回新聞活用実践教室(毎日新聞社など主催)が17日、東京都千代田区の毎日ホールで開かれ、小中高の教諭ら約70人が参加した。

 群馬県伊勢崎市立豊受小の田沼正一教諭が道徳の時間での実践を報告。「新聞記事にはさまざまな人物の生き方が詰まっている」と話し「生きた道徳資料」として活用してきた経緯を説明した。

 文部科学省初等中等教育局の宮崎活志視学官が特別講演を行い「新聞は社会観、人間観を形成するうえで重要な手だて」と述べた。記者報告では、毎日新聞バンクーバー冬季五輪取材班メンバーの栗林創造記者と石井諭カメラマンが、選手の素顔や今後の大会運営の課題などを話した。次回は5月15日午後2時から、横浜市中区の日本新聞博物館で開かれる。一般の参加自由。

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# by tqdimkei8i | 2010-04-22 20:37
 NHKは15日、受信契約の締結を拒否している千葉県内のホテル経営会社を相手取り、契約締結と4か月分の受信料計約197万円の支払いを求める民事訴訟を、千葉地裁松戸支部に起こした。

 NHKによると、この会社に対して昨年度中に訪問11回、文書9回の説明を行ったが、契約を拒否された。同社は二つのホテルを経営、計367の客室に地上放送の受信機がある。

 NHKによる契約締結などを求めた民事訴訟は、昨年6月に埼玉県内のホテル経営会社を相手取ったケースに続き2件目。この時は、同社が昨年7月に受信契約書を提出し、受信料支払いに応じたため、NHKが訴えを取り下げた。

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# by tqdimkei8i | 2010-04-20 10:32
 参院選での「一票の格差」の是正を検討している参院改革協議会の専門委員会は7日、平成25年の参院選に向け、定数見直しや選挙制度の抜本改革案をとりまとめる方針を決めた。来年中に新しい選挙制度のあり方などをとりまとめたうえで、公職選挙法改正案の提出をめざす。

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# by tqdimkei8i | 2010-04-13 20:24
 鳩山由紀夫首相は4日午後、首相官邸で開いた国民との懇談会「リアル鳩カフェ」で、農家への戸別所得補償制度について「地域の主要作物に対して、(コメと)同じように導入すべきと思っている。それは必ずやる」と述べ、衆院選マニフェスト(政権公約)に沿って、2011年度からコメ以外の農畜産物にも対象を拡充する考えを強調した。
 戸別補償制度をめぐっては、農林水産省は10年度からコメ農家を対象に先行実施。一方、「食料・農業・農村基本計画」では、財政難から、対象を拡充する本格実施の時期の明記を見送った。民主党は夏の参院選に向けてマニフェスト見直し作業を開始しており、首相の発言を受けて同制度も焦点になりそうだ。
 リアル鳩カフェは2月に続き2回目。同日は「食と農」をテーマに、コメや野菜の生産者ら9人が参加し、安価な外国産品に押される窮状などを訴えた。これに先立ち、首相は官邸の南庭で自ら焼きそばを作り、参加者やその家族に振る舞った。 

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# by tqdimkei8i | 2010-04-08 19:43